シニア英会話ガイド運営者の高橋です。
一昔前、英語の資格試験と言えば、英検の独壇場でしたが、10年ほど前からTOEICも台頭するようになってきましたね。
TOEICは、就活、転職、昇進のために若手ビジネスマンが受けるイメージが強く、実際、受験者の80%は30歳以下と言われています。
そんな中、50代の方から以下のようなお問い合わせを頂きました。
高橋様
・・・○○と申します。50代の女性です。
英語の実力アップのために資格試験にチャレンジしようと思っているのですが、50代でTOEICを受けることについて、どう思われますか?
(中略)
他におすすめの資格試験などがありましたら、教えて下さると幸いです。
この方は、50代でTOEICの試験にチャレンジしようと思われているそうですが、あまり一般的ではない行為に少し躊躇されているようでした。
確かに、TOEICと言えば、若者が受けるイメージがありますよね。
英会話講師としての1意見を言わせて頂きますと、
シニアや大人世代こそ、TOEICの勉強を積極的にすべき
と強く思います。
以下では、シニアや大人世代がTOEICの学習をする意味と、おすすめの勉強法について述べましょう。
目次
1. シニアや大人世代がTOEICを学習する意味
1.1 目標を持つことで学習効果が高まる
「中高年になると、物覚えが悪くなる」
「高齢者になってから英語の勉強を始めても遅い」
一般的には、このように言われていますよね。
確かに、私の英会話講師としての経験上も、シニアの生徒さんの上達のスピードは遅いと感じることがあります。
ただ、待って下さい、早とちりしないで下さい。
私は、「シニアは記憶力が悪い」とか、「物覚えが悪い」と言っているのではありません。
そうではなく、シニアの生徒さんは、目標を設定せずに、ノンビリと勉強されている方が多く、だからこそ、上達のスピードは若者よりも遅い傾向にあるのです。
若者は、「TOEICでハイスコアを取る!」、「海外で働く!」といった明確な目標を持って英語の勉強をしていることが多く、目標の達成に向けて努力しています。
だから、若者はシニアよりも上達のスピードが早いのです。
言い方を変えると、ダラダラと勉強している若者の上達スピードは、シニアと大きく変わりません。
つまり、シニアもTOEICという明確な目標を持って英語学習をすれば、上達のスピードは若者とあまり変わらないのです。

1.2 TOEICは他の資格試験よりも「仕事」につながる ~800点を目指しましょう~
さて、上で述べた「明確な目標を持つ」という事情であれば、何もTOEICを選ぶ必要はありません。
TOEICではなくて、英検でも構わないわけですからね。
しかし、人生100年時代と言われる今日、60歳の定年を迎えてから、あと40年間は生きる可能性があるわけです。
年金だけでは正直、心もとない方もいるのではないでしょうか?
その点、TOEICは英語の資格試験の中で、最も仕事を得やすい資格です。
求人サイトの検索で、「英語を活かせる仕事」などと条件を設定すると、TOEICのスコアを必要とする求人は、英検を必要とする求人よりもずっと多いことが分かるでしょう。
特におすすめなのは、私も仕事にしている翻訳業です。
翻訳は、自宅にいながら自分のペースで仕事をすることができ、年齢による有利/不利もほとんど存在しない職種。
車椅子になっても、頭と指さえ動かすことができれば、翻訳の仕事で収入を得ることができるのです。
目安として、TOEIC800点を取得すれば、翻訳の仕事をする英語の実力がつき、仕事も得やすいと言えるでしょう。

2. シニアにおすすめのTOEIC学習法 ~TOEIC800点を目指すために~
ここからは、シニアがTOEIC800点を取得するための効率的な勉強法について書いてみます。
念のため言っておきますが、
TOEIC800点は決して簡単ではありません!
簡単でしたら、そもそも仕事になりませんし、簡単でないからこそ、チャレンジしがいのある目標です。
自己流の勉強を続けていても、いつまで経っても点数が伸びない可能性があるのがTOEICの怖い部分です。
そこでおすすめなのが、リクルートが提供しているスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースです。
スタディサプリTOEICは、リクルートが提供するオンラインTOEIC学習サービスで、TOEIC指導の第一人者である関正生先生が、TOEICで高得点を取るための効率的な勉強法や問題解説を提供してくれています。
関正生先生は、スタディサプリのテレビCMにもよく登場しているため、ご存じの方も多いかもしれませんね。
始めにも述べましたが、TOEIC対策は自己流で進めても、効果が出ないことが多い試験です。
まずは、業界の第一人者の方の講義をよく聞いて、TOEIC対策の正しい勉強法をしっかりと身につけましょう。
スタディサプリENGLISH TOEIC対策コースは、月額2980円かかりますが、最近増えてきたTOEICスクールでは、月に数万円以上の費用がかかります。
長期的に自分のスキルになることを考えると、とてもリーゾナブルなサービスであると言えるでしょう。
3ヶ月から半年間、集中してTOEIC対策コースを受ければ、800点の取得も見えてきます。
幸い、TOEIC対策コースは1週間の無料体験を実施しているため、1週間だけ集中的に関正生先生の講義を受けるだけでも大きく違います。
是非、関先生から正しいTOEICの学習法を学び、800点突破を目指して下さい。

3. 人の行く裏に道あり花の山 ~シニアがTOEICの学習することに誇りを~
以上、シニアや大人世代がTOEICを学ぶことのメリットと、勉強法について述べました。
再度言いますが、シニアや大人世代でTOEICの学習をしている方は少数派です。
しかし、「人の行く裏に道あり花の山」ということわざがあるように、他人があまりやらないことに率先して取り組んでこそ、大きな果実を得ることができます。
キャリアアップやスキルアップに努力するシニアの数が少ない中、あなたがTOEIC学習に取り組もうとする考えはとても尊いものだと思います。
是非、考えは考えのままにせず、実行に移して下さい。
応援しております。
