シニア英会話ガイド運営者の高橋です。
最近、大型の書店に行くと、英会話に関する本やテキストがたくさん出版されていますね。
「中高年のための」、「60歳から始める」など、シニア向けの本も豊富に見かけるようになってきました。
そこで、この記事では、書店やamazonで購入できる本やテキストの中から、英会話講師である私自身がおすすめできるものをご紹介致します。
一方、英会話の本を使った学習にはデメリットもありますので、上手くそのデメリットを克服する方法についてもご紹介いたします。
1. シニアのためのやさしい英会話入門
1冊目は、「シニアのためのやさしい英会話入門」です。
著者の多羅深雪さんは、フェリス女学院大学で英語教員をされており、それと同時に、オープンカレッジで生涯教育も担当されている方です。
大人・シニア世代の教育を経験されていたこともあり、本書も、中高年者への配慮に満ちた、大変読みやすい仕上がりになっています。
PART1の「日常生活での会話」、PART2の「海外旅行先での会話」、PART3の「日本を紹介する会話」の3部構成のため、興味のあるPARTから読むと良いでしょう。
目次を見ても、大変分かりやすい構成ですね。
「初対面のあいさつ」、「別れぎわのあいさつ」、「住んでいるところ」など、基本的な英会話フレーズがしっかりと解説されています。
この書籍では、「日本を紹介する会話」に関するPARTが設けられているのも大きな特徴です。
知り合った外国人の方に、英語で日本の四季を解説することができれば、さぞ楽しいことでしょうね。
発音がカタカナになっているのも、英会話の初心者にとってはありがたい配慮です。

2. 60才からはじめる旅行英会話
次にご紹介するのは、「60才からはじめる旅行英会話」です。
著者の高橋文子さんは、なんとスチュワーデスとして働いていた経験がある方で、本書に収録されている旅行英会話の表現も大変実践的なものです。
やや画像が見にくくて恐縮ですが、
「シニア割引はありますか?」
「シニア向けのメニューはありますか?」
「日本のお箸はありますか?」
「車椅子はありますか?」
など、日本の高齢者の方が実際に海外で質問したいフレーズが盛りだくさんです。
また、この本が最も素晴らしいのは、Part7の「体調が良くないとき」という内容になんと20ページ!も紙面を割いていることです。
他の旅行英会話の本で、これほど体調に関する英会話フレーズが豊富なものは他にありません。
著者の高橋文子の思いやりを感じますね。

3. 楽しく学ぶ大人のための英会話
最後にご紹介するのが、「楽しく学ぶ大人のための英会話」です。
この書籍の最大の特徴は、洋楽や英語の名言など、単なる英語学習に終わらない内容の面白さがある点です。
著者の糸井江美先生は、カルチャーセンターでシニア世代に実際に英語を教えており、大人が興味を持てるような英語指導をお得意にされているのです。
単なる英会話のフレーズの暗記では、学習に飽きてしまうこともありますよね。
洋楽や英語の名言を用いた学習は、大変人気があり、継続しやすさという観点からもとてもおすすめです。
以下の記事でご紹介している通り、洋画で英語を学ぶのも1つの手段です。
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